18.血液中のHIV量が検出限界以下になれば、そのHIV陽性者から他の人にHIVは感 染しない??!!
性感染症検査キット
抗レトロウイルス治療の現状
現在HIV陽性者は抗レトロウイルス治療で自らの健康を保ち、感染していない人とほぼ同等の平均余命を 期待できるようになったことと共に、血液中のHIVの量が検出限界以下ならコンドームを使わなくてもHIV 感染のリスクなしにパートナーとセックスできるようになりました。
HIV感染者の何%が血液中のHIVの量を低く抑え込んでいるのか
世界全体でみると、HIV陽性者の47%が血液中のHIVの量を低く抑える状態を保っています。
血液中のHIV量が検出限界以下になれば、そのHIV陽性者から他の人にHIVは感 染しないのか
HIV/AIDS研究者によれは『体内のHIVの量が検出限界以下に下がれば、HIV陽性者から他の人にHIVが性感染することはない というエビデンスはいまや明白です』と述べられています。
一人がHIV陽性でもう一人は陰性のカップルを対象にしたHIV性感染に関する3つの大規模研究が2007〜2016年の間に 数千人規模で行われ、血液中のHIVの量が抑制されているHIV陽性者から陰性のパートナーに性行為で感染した事例 は1件もなかったという報告がなされています。
どの程度血液中のHIVの量を下げればよいのか
一時的に血液中のHIVの量を下がるだけでなく、下がっている状態を維持することが重要となります。
血液中のHIVの量がどの程度低下しているかは、検査を受けないと分かりません従って定期的に検査を受けなければ、血液中のHIVの量 が抑制されているかどうかは分からないので、特にこの点に注意が必要とされます。
どの程度血液中のHIVの量を下げればよいのか
それではどの程度抗HIV薬を服用すればHIVの量が抑制されHIVの感染リスクがゼロなるのかを知りたいところですが、 実際はっきりとは分かっていません。
定期的に服薬を続けていても、永続的にHIVの量が抑制されるとは限らないのです。
HIV感染予防に対する最も重要なこと
HIVを含めてその他の性行為感染症の感染予防として、コンドームの正しい使用は最も大切なことです。
コンドームの正しい使用は絶対的に必要であると、全世界のHIV/AIDS専門家や権威ある研究機関は発言しています。
血液中のHIVの量の考え方について
1.ウイルス量(ウイルスロード)は、血液中のHIV総量を表す用語です。
2.血液中のHIVの量が高ければ高いほど、免疫システムがそれだけ大きな打撃を受け、通常なら簡単に 防げる感染症に感染してしまう機会も増えていきます。
3.HIV陽性者が効果的な抗レトロウイルス治療を受け事によって、血液中のHIVの量が検出限界以下( 血液1ミリリットル中 50コピー以下)に下がります。
4.血液中のHIVの量が検出限界以下に下がれば、その人からHIVが感染することはありません。
5.HIV治療薬が効いているかどうかを確認するため、定期的に血液中のHIVの量を検査する必要があります。
検査に行く時間がない、恥ずかしい、しかし感染不安があるときは!!
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written by 血液の鉄人
18.血液中のHIV量が検出限界以下になれば、そのHIV陽性者から他の人にHIVは感 染しない??!!
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