エイズの重複感染が報告される!!
エイズに関する国際会議(2003.07.パリ)において、複数系統のエイズウイルスによる[重複感染]が以前より考えられていたより多いことが確認され、これによりエイズワクチンの開発がより一層困難になると報告された。
このことを要約すると次のようになります。
-
エイズウイルスのサブタイプ『A』の感染している患者が、エイズウイルスのサブタイプ『B』に感染している患者とセックスをすることにより、体内に入った2つのエイズウイルスが混ざり合い、新しいサブタイブ『A/B』に変化する。
-
このようにしてできた新しいエイズウイルス『A/B』は、エイズウイルスAやBにくらべてもっと悪性で激しく体を攻撃することになる。
-
このようにしてできた新しいエイズウイルス『A/B』は、エイズウイルスAとBに対するワクチンは効果がなくなる。
-
この現象は、@どのくらいの頻度で起こっているのか?Aどのくらい患者感染者がいるのか?は不明で、「滅多にない」という者もいれば、「解らないだけでかなりの者がいる」とする研究者もおり、現時点では不明なことが多い。
いずれにしましても、エイズウイルスの重複感染が報告されたことにより、より一層ワクチンの開発が遅れることと、重複感染により、症状が悪化する事になるので、現在の薬の効果がなくなります。
これらを考えますと、エイズは感染しないように自己予防するしか、現時点では対策がありません。