2000年
- 1999年1年間で献血時の検査で63人がエイズ感染者であることが判明。
- 中国でのエイズ感染者は推定約50万人存在し今後激増すると国連エイズ計画が警告。
- エイズウイルスの世界流行は1930年頃とレトロウイルス・日和見感染症学会で、ロスアラモス国立研究所のグループが発表。
- 米国政府は、アフリカなどで猛威をふるっているエイズを、『米国の安全保障上の驚異』と位置づけ感染の拡大防止に本格的に取り組むことを発表。
- WHOは、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国では、約2300万人がエイズに感染し、現在も1日約5000人ずつ感染者が増えていると発表。
- 第13回世界エイズ会議が南アフリカ共和国で開催され、「先進国に安価な薬の提供と社会基盤整備によるエイズ対策」を訴えた。
- エイズ感染を理由で解雇された日系ブラジル人男性に対して、千葉地裁は、「正当な理由を欠く」として解雇無効と慰謝料を認める判決。
- 厚生省エイズ動向委員会は2000年1月から6月の半年で献血した2,932,165人のうちエイズ抗体陽性者は31人で、献血者10万人に対する抗体陽性人数は1.057人となり、過去最高を記録したと発表。
- 国連は1999年末で世界のエイズ患者は3430万人となり、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国が2450万人で全体の70%を超え、非常に深刻な状態と発表。
- 厚生省エイズ動向委員会は、1999年1年間の国内におけるエイズ感染者は、530人(男性418人、女性112人)、エイズ患者は300人(男性257人、女性43人)と過去最高を記録し、性的接触による感染は感染者で67%、患者で73%と発表。
- ベトナム政府は、1990年に初のエイズ感染者が確認されてから、現在までの感染者は2,339人(内3,865人が発病し、2,017人が死亡)で発表。
- WHOは、世界のエイズ感染者は2000年末で3610万人に達するとの推計を発表。
- 厚生省研究班はエイズの母子感染は、妊娠中の抗ウイルス剤の服用と陣痛前の帝王切開および新生児への抗ウイルス剤の投与で、1%台に押さえ込めると発表。
- WHOと国連エイズ合同計画は、2000年1年でエイズ感染者は530万人で、年末時点で3610万人、死者は累計2180万人に達したと発表。
2000年の年表│エイズの歴史|新 医学と切手の極意