2017年07月14日号
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2017年半年で2016年の6割の梅毒患者が発生!!
国立感染症研究所のIDWR速報データ(2017年第26週)によると、7月2日までの1週間で梅毒の報告数が108人だった。
2017年累計では2613人となり、半年ですでに、昨年1年間(4518人)の6割近くに達した
2017年の都道府県別梅毒患者の累計数
東京都が827人と最多、続いて大阪が348人、神奈川県が147人、愛知県が144人、福岡県が123人、 埼玉県が100人と続いている。
島根県が0人だった以外、全ての都道府県から報告されており、地域的な広がりが明らかとなってきています。
梅毒患者統計
2007年から2017年7月までの梅毒患者の発生実数は以下のとおりです。
2007 719人
2008 839人
2009 691人
2010 621人
2011 827人
2012 883人
2013 1220人
2014 1661人
2015 2660人
2016 4518人
2017 2613人
2013年より急激に梅毒患者が増加しています。
2017年に入っても患者の増加傾向は、一向に収まりそうにはありません。
現在の梅毒患者の実態
典型的な症状を引き起こす患者が少なく、ここで注目すべき点は、症状の出ない無症候患者が多いことです。
その為に梅毒トレポネーマの感染に気づくことかないことや、医師による診察でも見逃されているケースが多く発生していることです。
梅毒トレポネーマの感染を見逃さないためには
今後梅毒患者が増えるにつれて非典型例(症状を引き起こさない)症例も増えてくることからして、 「見逃しを防ぐために、どの診療科においても梅毒抗体検査のルーチン化が肝要」となってきます。
要するに各人は梅毒トレポネーマに感染する可能性のある行為をしてしまった時には、適切な時期 に必ず梅毒検査を受けることです。
医師の対応としては、梅毒トレポネーマに感染する可能性のある行為をしたとして、受診した患者には必ず 梅毒検査を実施することが求められます。
梅毒トレポネーマの感染を見逃さないためには
適切な時期に適切な検査を受けることが大切です。
梅毒は一時期制圧されつつありましたが、ここ数年来の復活により、梅毒そのものを診た医師も少なくなっており、 梅毒をはっきりと診断できなくなってきています。
その上梅毒検査を正しく実施する時期を誤ったり、検査の種類を正しく理解出来ていない医師も見受けられますので、 梅毒に対して豊富な知識を有する医師を受診する必要があります。
梅毒を扱う専門診療科は、皮膚科です。
今後の課題
梅毒トレポネーマの感染は、コンドームでは完全に予防できなことや、キスやオーラルセックスでも簡単に 感染することを念頭に置いて行動する必要があります。
梅毒トレポネーマの感染リスクが低いと思われる行動での感染も起きていますので、一度でも性行為、 キスを含めたオーラルセックスを経験した人は必ず梅毒検査を受けることをおすすめします。
梅毒患者の増加の裏には、HIV感染者の増加があることを忘れてはなりません。
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written by 血液の鉄人
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