鉄人レター 016号





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2009/4/27(No.16)
                       
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          ■■ 合理的なHIV検査の受け方 ■■
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 今回は、信頼できる結果を得るための合理的なHIV検査の受け方について解説します。

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 □HIV抗体検査を受ける時期は?

 HIVに感染しますと、平均して6〜8週で体の中にHIV抗体が出来ますが、抗体の量
が少なく、HIV抗体検査で見つからない場合があります。
 この場合、HIVに感染していても陰性となることがあります、これが『偽陰性反応』
です。
 この『偽陰性反応』を防止する意味から、抗体検査で必ずHIV抗体が見つかる時期に
検査を受ける必要があります。
 この時期が、不安な行為から12週と言うことです。
 従ってHIV抗体検査で信頼できる結果を得るためには、不安な行為から12週で検査を
受ける必要があります。
 不安な行為から12週で抗体検査を受けることによって、HIV-1とHIV-2の感染の有無が
解ります。

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 □HIV抗体検査の種類は?

 第三世代の抗体検査
 エライサ法
 PA法

 イムノクロマト法
 迅速(即日)抗体検査

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 □不安な行為から12週も待てない場合はどうすればよいのか?

 HIVの遺伝子の一部の核酸を調べる『リアルタイム PCR検査(コバス TaqMan HIV-1
「オート」)』を不安な行為から11日以降に受ける事によってHIV-1の感染の有無を調べ
る事が出来ます。

 【注 意】この検査では、HIV-1の感染の有無しか解りません。

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 □不安な行為から30日を経過している時点では?

 第四世代の抗原抗体検査を受けることによって、HIV-1の体の一部のp24抗原を見つける
ことが出来ます。
 ただしこの時期は、HIV-2の感染は解りません。

 この検査でHIV-2の感染を調べる場合は、不安な行為から12週で検査を受ける必要があり
ます。

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 それでは続きをどうぞ
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 □それぞれの検査の信頼性は?

 検査を受ける時期を間違わなければ、100%信頼できる結果が得られます。

 【注意】どのような検査法でも特異性は100%にすることは出来ません。
     即ち非常に低い確率でニセの陽性反応は出現してしまいます。

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 □偽陽性反応の出現率は?

 どのような検査法でも特異性は100%にすることは出来ません。
 即ち非常に低い確率でニセの陽性反応(偽陽性反応)は出現してしまいます。

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 □検査で陽性となった場合は?

 同じ血液で違う検査を行う。
 同じ血液で再度同じ検査を実施して陰性となれば、偽陽性反応の可能性は高くなります
が念のために、2週間程度後に再度採血を行い、前回陽性となった検査法と異なる検査法
で再度検査を実施する。
 日にちを明けて採血することにより、本当に感染していれば、前回の陽性反応より、反
応が強くなっています。
 再度の採血を行い検査を実施して、陽性となれば、感染している可能性が高くなること
から、確認検査のウエスタンブロット法を実施して、新の感染か否かを判定します。
 再度の採血で陰性となれば、前回の検査で陽性となった原因は、偽陽性反応と判断しま
す。

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 □合理的な検査を受ける時期は?

 不安な行為から12週まで検査を受けるのを待てる場合は、第三世代の抗体検査・迅速抗
体検査あるいは第四世代の抗原抗体検査を受けることによって、一度にHIV-1とHIV-2の感
染の有無の判断が出来ます。

 しかし、12週まで待つことは、ほとんどの人が待てないことから、12週より早い時期に
検査を受ける事になります。
 この場合は、
 一番早く受けられるのは、『リアルタイム PCR検査(コバス TaqMan HIV-1「オート」)』
を不安な行為から11日以降に受ける。
 次ぎに、第四世代の抗原抗体検査を不安な行為から30日で受ける。

 しかし、11日での『リアルタイム PCR検査(コバス TaqMan HIV-1「オート」)』、30日
での抗原抗体検査では、HIV-2の感染の判断は出来ないので、再度12週で抗体検査を受ける
必要があります。

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※まとめ※

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 合理的なHIV検査を受ける時期について解説してみました。
 お役に立ちましたでしょうか??!!

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 お手数をおかけしますが宜しくお願いします。
 
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◆編集後記◆
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