鉄人レター 028号



■□□□ エイズは正しい知識を身につけることで予防可能な病気です!! □□□■


■□□□□□□□□□ 正しい知識を身につけて予防 □□□□□□□□□□□□■
                           
              新・医学と切手の極意
                           
                 鉄人レター         

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
        
2009/12/28(No.28)
                       
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         ■■ 体温と免疫の関係について ■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 本年最後のメルマガとなりました。

 いつも当メルマガを拝読頂きありがとう御座います。

 今回は、体温と免疫の関係について解説してみます。

----------------------------------------------------------------------------
 □体温とは?

 常に一定ではなく、健康なときでも、体や環境の変化によって変動し、朝と昼、夜
でも体温は変わります。

-----------------------------------------------------------------------------
 □体温の変化とは?

 体温は、熱が出る病気にかかっていなくても、運動、時間、気温、食事、睡眠、
女性の性周期、感情の変化などにより常に変動しています。

 ヒトの体温は朝・昼・夜と、24時間単位の体温リズムがあります。

 これを「概日リズム」といい、1日のうちで早朝が最も低く、しだいに上がり、夕方
が最も高くなります。

------------------------------------------------------------------------------
 □体温は測定する場所によって異なる?

 体温は、身体の部位によって異なり、耳には耳の、ワキにはワキの「平熱」があります。

 体温は測定する部位によって違うため、耳とワキの体温も基本的には異なります。

 また、耳とワキの温度の関係は、身長が同じ位の人、高い人、低い人とまちまちです
から、一概にワキと比較して高い、低いとは言えません。

 耳には耳の、ワキにはワキの”平熱”があるので、あらかじめ知っておくことが
大切です。

 このことから、体温を測るときは常に同じ部位で計ることが大切です。
 
------------------------------------------------------------------------------
 □それではどこで体温を測るのか?

 日本はワキで体温を測るのが常となっていますが、外国では体温計を直腸内に入れ
て検温する習慣があったり、口(舌下)で検温する習慣を持った国もあります。

------------------------------------------------------------------------------
 □37℃は発熱?

 体温を測定して37℃あると、「発熱」と思いがちですが、37℃は平熱の範囲内です。

 37℃は発熱とは限りません。

 これは水銀体温計の37℃を示す数字が赤かったことから、昔の誤解が常識になってい
ることから生まれた誤った常識なのです。

 正しくワキで体温を測れば、子供から年寄りまで、健康な時の体温の平均値は、
36.89℃±0.34℃になります。

 また、この範囲から少しくらいずれていても、何の問題もありません。

 医学的に正しく体温を測れば、37℃は発熱の目安というより、むしろ平均的な平熱の
範囲内であるとされています。

“平熱”にも個人差があって当然なのです。

 その為にも日頃から、決まった時間に、決まった部位で体温を測定して、自分自身の
「平熱」を知っておくことが大切です。

===============================================================================
★この辺で一休みして血液の鉄人からのお知らせをお読み下さい★
===============================================================================

 『新 医学と切手の極意』は、サイト運営強化のためにカンパをお願いしています。
 サイトを利用・当メルマガをお読みになって"お役に立てたとき"は、カンパをお願
い致します。
                                       ↓
                     『ネットカンパにご協力を!!』           

 また、『新 医学と切手の極意』に訪問されたときは、スポンサーサイトへの訪問も
宜しくお願いします。

 得られた広告料をサイト運営に利用できますから。

-------------------------------------------------------------------------------
 HIVを含む性行為感染症に関する相談がありましたら、『新医学と切手の極意』の
「電話相談室」をご利用下さい。
   ↓
  『電話相談室』

 また、「エイズ相談掲示板」でも相談を受け付けております。
        ↓
 『エイズ相談掲示板』

===============================================================================
 それでは続きをどうぞ
===============================================================================
 □発熱は悪いことなのか?

 かぜのウイルスやその他の病原体が身体の中に侵入すると、身体は熱を出して(発熱)
生体を防御します。

 即ち発熱は、生体を守るための生体防御機能のひとつなのです。

 HIVに感染して初期症状として出る発熱も、生体防御の一つです。

 しかし、生体が発熱して、生体防御をしても、HIVやその他の病原体を排除することが
出来ないこともあります。

 その為、軽度の発熱で、ほとんど苦痛を訴えない場合には解熱剤を使用する必要はなく、
むしろ使用しない方が良いと現在では考えられています。

-------------------------------------------------------------------------------
 □発熱は生体にとって良いこと?

 1.発熱することによって、病原体の増殖が抑えられます。

 風邪などのウイルスは、低温の方が体内で増殖しやすい性質を持っています、発熱す
ることで体温を上げて、増殖を抑える生体の防御です。

 2.発熱によって白血球の機能が増強される。

 白血球の働きが活発になり、病原体を食べる作用が活発になる。

 3.発熱によって身体の免疫応答が増強される。

 4.病原体など生体に害を及ぼす物質と戦う為の免疫機能が向上する。

 発熱によって以上のことが生体内で起こることからして、発熱は生体にとって良いこ
とです。

-------------------------------------------------------------------------------
 □な体温を測るのか?
 
 体温は、身体の状態を知るいい目印としてひろく使われています。

 身体の調子が悪いと、体の温度は高くなったり、低くなったりします。

 病気なのかどうか、病気がよくなっていくのか悪くなっていくのかの見当をつける
目安のひとつとしての体温が使われています。

 その為にも日頃から自分の平熱を知ることは大切なことです。

--------------------------------------------------------------------------------
 □体温が下がると免疫力も下がる?

 最近の日本人の体温は半世紀以前の人と比べて約1度ほど低くなったと言われています。

 現代人の8割の人の体温が36℃以下という「低体温」であるとの調査結果が出ています。

 この体温の低下の原因については、はっきりしたことが分かっていませんが、1年を通じ
ての快適な便利な生活、即ち、季節による温度差が無くなって来ていることや、食生活も関
係があるとも言われていますが、現代社会のもたらすストレスによって「低体温」になると
考えられています。

 人間は体温が低くなると免疫力が極端に低下します。

 体温が1℃下がると免疫力は30%低下すると言われています。 

 反面、体温が1℃上がることにより免疫力は、5倍以上活性化するといわれていますが、
人の体温は免疫力を大きく左右します。

 体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して
様々な病気や感染病の原因にもなるようです。

 人の免疫システムは体温が36℃以上ではじめて十分な力を発揮するようになっており、
33.5℃なら60%、35℃の場合は40%の力しか効力を発揮しません。

 私たちの身体は健康な人でも毎日3000個以上のガン細胞が発生するそうですが、体温の
低い人は十分な免疫機能を発揮できず、ガン細胞が増殖し、ガンを発病してしまうという
報告もあります。

===============================================================================
  
※まとめ※

 低体温はも様々な病気を招く危険な状態です。

 体温を上げることで、血液の流れが良くなり、からでの中の酵素の働きが高まり、
生体の免疫力が高くなります。

 体温は自分自身の健康状態を知る上で、非常に大切なことです。

 日頃から体温を上げるように工夫して、身体の免疫力を高くすることによって、感染症
の感染予防やガン細胞の増殖を抑えることが大切です。

 体温を上げる工夫については、紙面の関係上解説できませんが、次の書籍が大変分かりやすく
参考になりますので、是非とも読まれることをお勧めします。

 斎藤 真嗣 著 『体温を上げると健康になる』サンマーク出版 1400円

 
===============================================================================

 『理解しやすく、役立つエイズのブログ−血液の鉄人のささやき−』      

にも是非とも訪問してください、日々更新してお役に立つ情報を発信しています。

===============================================================================
 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                                
 今号をお読み頂き、いかがでしたか?
 お役に立ったと思われた方は、是非ともワンクリックをお願いします。
                   ↓ ↓  ↓
                『ワンクリック投票』

 今後の編集の参考にさせて頂きます。

 お手数をおかけしますが宜しくお願いします。
 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 
=========================================
◆編集後記◆
=========================================

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ご理解いだけましたでしょうか。

本メールマガジンへの感想・ご意見・ご質問・ご要望等がございましたら、ご遠慮
なくご連絡下さい。

メールを受け取り後24〜48時間以内に必ず返信致します。
                            ↓
 ★『連絡メール』★

【ご注意】

★★フリーメールの、「Yahoo!メール」や「Gmail」は、スパム対策を取っていま
すので、送信されたメルマガが「迷惑ホルダー」に送り込まれますのでご注意下
さい。

出来れば、「Yahoo!メール」や「Gmail」をご使用にならず、プロバイダのメルア
ドを使用されれば確実にメルマガを受け取れます★★

次回発行は、来年1月上旬を予定しておりますのでご期待下さい。

それでは、良いお年をお迎え下さい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−--
****************************************

★最後に次の点だけは、何卒、ご了承のうえご購読下さい★

●このメールマガジンは、長年エイズ研究に従事しその間に有した経験と知識を
基にして、内外の学会・専門雑誌・各国の情報をも参考に出筆し、万全を期して
おりますが、ご利用により、発生したいかなるトラブル・損失等に対しても、発
行者は一切責任を負いませんので、ご利用は自己責任でお願いします。

また、記事の一部又は全部の転載を禁じます

===========<新医学と切手の極意 鉄人レター>=============

発行者 : 血液の鉄人
ウェブサイト  : 『新医学と切手の極意』
ご意見、ご感想: 『ご意見・ご感想連絡』


=========================================

 


鉄人レター 028号鉄人レター INDEX新 医学と切手の極意