■□□□ エイズは正しい知識を身につけることで予防可能な病気です!! □□□■ ■□□□□□□□□□ 正しい知識を身につけて予防 □□□□□□□□□□□□■ 新・医学と切手の極意 鉄人レター ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ 2010/5/17(No.34) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ HIV/AIDS −Q&A− ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今までHIV/AIDSに関して多くの記事を、『新医学と切手の極意』と『血液の鉄人 のささやき』に掲載してきましたが、再度メルマガでHIV/AIDSに関して多くの人が 知りたいことや、疑問に思うことを紹介いたしますので、再認識の意味でお読みい ただければ幸いです。 ---------------------------------------------------------------------------- □HIV感染はどうすれば予防できるの? 1.性行為をしない HIV感染を予防する最善の方法は、性行為をしないことですが、これは人の本能の ひとつである「性欲」を押さえることは至難の業です。 性行為をしないは、「現実不可能なことです」が、HIVの感染予防のひとつの手段 として性行為をしないという選択も考えてみる必要もあります。 2.安全なセックス 二人とも感染していないことが確実でお互いに他のセックスパートナーがいなけ れば、二人の性行為は安全で、感染は起こりません。 3.より安全なセックス HIVの感染は、コンドームを正しく使用すれば防ぐことができます。 その為には、必ず、ペニスが膣、肛門、口に接触する前に正しく装着する必要があ ります。 また、コンドームには、男性用だけでなく、女性用のコンドームもあります。 ☆コンドームの正しい使い方 ☆ コンドームは、性行為の途中からではなく、最初から終わりまで装着する (射精の前後に出るカウパー液【さきばしり液】に もHIVが含まれています)。 オーラルセックスの際にものコンドームを使用することも感染予防上重要なこと となります。 ---------------------------------------------------------------------------- □1ヶ月前に感染機会がありましたが、感染したのではないかと心配でノイロー ゼ気味です。12週たないとHIV抗体検査をしても意味がありませんか? HIVに感染すれば、体の中に4〜8週前後でHIV抗体検査でHIV抗体が出来ますが、HIV 抗体検査で見つかる量でないと検出出来ませんので、感染によるHIV抗体が出来、検査 で見つかる12週で受ける必要があります。 感染不安があり一刻も早く検査を受けたいことは良く理解できますが、信頼できる 結果の得られる時期に検査を受けないと何の意味もありません。 不安な行為から1ケ月前にHIV抗体検査を受けて、陰性であっても感染していないとは 言えませんのて、再度不安な行為から12週後に検査を受けることが必要になります。 なぜなら、HIV抗体検査で見つかる量のHIV抗体が出来ていなければ、感染していても 偽陰性反応となってしまいます。 どうしても早く検査を受けたいときは、リアルタイムPCR検査か、第四世代の抗原抗体 検査を受けるのもひとつの選択肢です。 ----------------------------------------------------------------------------- □HIVは、まだAIDSを発症していない人からも感染するのでしょうか? 当然感染します。 HIVは、AIDS患者やキャリヤ(HIV感染者)の血液・精液。膣分泌液などに含まれ ていますから、これらが直接体内に入れば当然感染する危険性があります。 ------------------------------------------------------------------------------ □以前にHIV検査で陰性でした、一度検査して大丈夫ならもう検査しなくてもいい ですか? そのようなことはありません。 前回検査の時に大丈夫でも、その後に感染するような不安な行為をすれば、感染して いるかもしれません、感染するような不安な行為があれば、新たに検査を受けることを お勧めします。 =============================================================================== ★この辺で一休みして血液の鉄人からのお知らせをお読み下さい★ =============================================================================== 『新 医学と切手の極意』は、サイト運営強化のためにカンパをお願いしています。 サイトを利用・当メルマガをお読みになって"お役に立てたとき"は、カンパをお願 い致します。 ↓ https://voxsangman.com/kanpa.html また、『新 医学と切手の極意』に訪問されたときは、スポンサーサイトへの訪問も 宜しくお願いします。 得られた広告料をサイト運営に利用できますから。 ------------------------------------------------------------------------------- HIVを含む性行為感染症に関する相談がありましたら、『新医学と切手の極意』の 「電話相談室」をご利用下さい。 ↓ https://l--l.jp/schelist/in.cgi?cd=tetsujin また、「エイズ相談掲示板(PC専用)」でも相談を受け付けております。 ↓ https://voxsangman.com/kiyaku/kiyaku.html 携帯電話からは、「携帯電話専用エイズ相談掲示板」をご利用下さい。 ↓ https://https://voxsangman.com/keitai/keitai.html =============================================================================== それでは続きをどうぞ =============================================================================== □今まで彼としかセックスをしていないので、HIVに感染していないと考えても間違 いはありませんか? 相思相愛の時は、お互いの愛情が高まり、まさか恋人がHIVに感染しているとは誰しもが 思いもしないものです。 自分が誠実な付き合いをしてきていても、相手の側の性履歴もありますから、セックス を一度でも経験したすべての人は、HIVに感染する可能性があるといえます。 最近は、奔放なセックスをしていなくても、親密なパートナーから感染するケースが多 くなってきているので決して安心はできません。 ------------------------------------------------------------------------------ □性行為の際にコンドームを使用すれば100%HIVの感染を防ぐことが出来ますか? コンドームを正しく使用すれば感染は防げます。 コンドームの正しい使用によってHIVの感染を予防できることは、多くの研究で明らか になっていますし、諸外国ではコンドームの正しい使用の普及によりHIV感染者を飛躍的に 減らすことに性交しています。 ただし、正しい使い方をしないと感染予防は出来ません。 例えば、最初の挿入時にコンドームをつけないで、射精直前につけるのではなく、挿入 の初めから終わりまでつけておくことが必要です。 また、コンドームの破損・脱落にも十分注意する必要がありますので、行為の最後には コンドームの破損を良く確認することです。 -------------------------------------------------------------------------------- □HIV抗体検査とウインドウ期について教えて下さい。 HIV感染の有無を調べるのは、基本的にはHIV抗体検査により判断します。 通常感染後4〜6週間くらいまでにHIVに対するHIV抗体が検出されます。 HIV感染は全て持続感染ですから、血液中のHIV抗体価は陽転後急激に上昇し、その後非常に 高い値を持続し続けます。 このため、HIV感染の初めの一定期間(ウインドウ期)を除いてHIV抗体は常に陽性化してます ので、確実にHIV感染の診断ができます。 感染初期のウインドウ期とは、HIV検査でHIVに対する抗体が検出できない時期のことを指し、 現在の抗体検査では通常4〜6週間と考えられていますが、HIV抗体を作る作用は個人差が大き く、保健所等の検査では安全を見て一般に最長のウインドウ期を3ヶ月としています。 つまり、感染するような行為をしてからから12週経過して陰性であれば正確な検査データと 解釈できます。 またウインドウ期の中には、感染性ウインドウ期と呼ばれるものがあります。 これは血液の中にHIVが存在し、輸血によりHIV感染を起こしうる時期のことを指します。 感染性ウインドウ期は現在の抗体検査では22日、NAT検査(リアルタイムPCR検査)では11日 とされています。 =============================================================================== ※まとめ※ 今回の記事は、『よく知っている何を今更』と言われる方もおられると思います、 それはそれでご自身が正しい知識を習得されていると言うことになります。 今回の記事を再度良く読まれて、HIVに対する正しい知識を身につけられて、正しく HIV感染を予防されることを切に望みます。 =============================================================================== 『理解しやすく、役立つエイズのブログ−血液の鉄人のささやき−』 ↓ ↓ ↓ https://tetsujinsan.blog8.fc2.com/ にも是非とも訪問してください、日々更新してお役に立つ情報を発信しています。 =============================================================================== ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 今号をお読み頂き、いかがでしたか? お役に立ったと思われた方は、是非ともワンクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ https://clap.mag2.com/heafrealat?std.hivq 今後の編集の参考にさせて頂きます。 お手数をおかけしますが宜しくお願いします。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ========================================= ◆編集後記◆ ========================================= 最後までお読み頂き、ありがとうございました。 ご理解いだけましたでしょうか。 本メールマガジンへの感想・ご意見・ご質問・ご要望等がございましたら、ご遠慮 なくご連絡下さい。 メールを受け取り後24〜48時間以内に必ず返信致します。 ↓ ★ https://form.mag2.com/thaedousti★ 【ご注意】 ★★フリーメールの、「Yahoo!メール」や「Gmail」は、スパム対策を取っていま すので、送信されたメルマガが「迷惑ホルダー」に送り込まれますのでご注意下 さい。 出来れば、「Yahoo!メール」や「Gmail」をご使用にならず、プロバイダのメルア ドを使用されれば確実にメルマガを受け取れます★★ 次回発行は、6月初旬を予定しておりますのでご期待下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−-- **************************************** ★最後に次の点だけは、何卒、ご了承のうえご購読下さい★ ●このメールマガジンは、長年エイズ研究に従事しその間に有した経験と知識を 基にして、内外の学会・専門雑誌・各国の情報をも参考に出筆し、万全を期して おりますが、ご利用により、発生したいかなるトラブル・損失等に対しても、発 行者は一切責任を負いませんので、ご利用は自己責任でお願いします。 また、記事の一部又は全部の転載を禁じます ===========<新医学と切手の極意 鉄人レター>============= 発行者 : 血液の鉄人 ウェブサイト : https://voxsangman.com/ ご意見、ご感想: https://form.mag2.com/thaedousti =========================================
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