危険な行為をしてしまった、しかし検査に行くのは恥ずかい場合は、自宅検査も選択肢のひとつです!!
■□□□ エイズは正しい知識を身につけることで予防可能な病気です!! □□□■ ■□□□□□□□□□ 正しい知識を身につけて予防 □□□□□□□□□□□□■ 新・医学と切手の極意 鉄人レター ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ 2014/08/31(No.79) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ HIV/AIDSの現状と今後の展望 ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 8月は色々と行事等があり、メルマガの発行ができなかったことをお詫びいたしま す。 今回は、HIV/AIDSの現状と今後の展望について可能な限り最新の情報を発信いたし ます。 ============================================================================ □ HIV/AIDSの現状 新規HIV感染者は依然増加の傾向にあります。 HIVに感染する危険性のある行為をしてもHIV検査を受けない人が多くいることから 実際のHIV感染者はかなりの数になると推測されています。 HIV検査を受けずに放置し、体調が悪くなって受診しその時にHIV感染が判明した時 には既にAIDSを発症している"いきなりエイズ"がここ数年増加しています。 ============================================================================ □ HIV感染予防ワクチン 2014年8月30日現在、有効なHIV感染予防ワクチンは存在しません。 実験室レベルや動物実験レベルでのHIV感染予防ワクチンは数種類存在しますが、 人に有効であるワクチンはいまだ存在していません。 HIVの変異が激しいことから有効なHIV感染予防ワクチンの登場は、後10年以上かか ると考えられています。 ---------------------------------------------------------------------------- □ 抗HIV薬 有効な抗HIV薬は、多く存在しますが何れも感染し体内に侵入したHIVを無毒化する 抗HIV薬は2014年8月30日現在存在しません。 今使用している抗HIV薬は、体内のHIVの増殖を押さえてHIVの活動を抑えこみ免疫不 全にならないようにする薬剤ばかりです。 しかも一度服用すると一生涯服用し続けないとAIDSを発症することになります。 服用をやめると体制HIVが増殖して使用している抗HIV薬は、効果がなくなります。 しかも、単独で効果が得にくく、数種類の抗HIV薬を組み合わせたカクテル療法とし て使用する必要があります。 抗HIV薬による副作用も多く報告されています。 ----------------------------------------------------------------------------- □ AIDSの根治治療は存在しないのか HIVは自身のゲノムをヒトの細胞に埋め込むため、HIVそのものの増殖を抑えること は可能であっても、完全に体内から消しさることは不可能と考えられていました。 2014年7月米国テンプル大学の研究者がHIVをヒトの培養細胞から完全に除去するこ とに初めて成功しました。 今回研究者らが開発した手法は、ガイドRNAと呼ばれるRNA鎖と制限酵素で、この2つ を一緒に用いるとガイドRNAがHIVの遺伝子に吸着して、制限酵素がそこを切断すると いう仕組みということです。 これで体内のHIVは排除されると考えるのは早すぎます。 今回の治療法はまだ実際のヒトには使われておらず臨床試験に向けてこれから研究を 進めていく初期段階です。 ------------------------------------------------------------------------------ □ 骨髄移植は体内のHIVを排除できるのか 2008年と2010年に、ホジキンリンパ腫治療のために骨髄移植を受けた2人のHIV感染者 の体内から約8ケ月後HIVが消失し、その後も抗HIV薬の継続投与によって体内のHIV が消失したことから抗HIV薬の投与を中止した結果、1人は12週後、もう1人は32週後 に、検査で再びHIVが出現したということです。 やはり骨髄移植は体内のHIVを排除することは出来なかったわけです。 =================================================================================== ★血液の鉄人からのお知らせ★ =================================================================================== 『新 医学と切手の極意』は、サイト運営強化のためにカンパをお願いしています。 サイトを利用・当メルマガをお読みになって"お役に立てたとき"は、カンパをお願 い致します。 ↓ https://voxsangman.com/kanpa.html ------------------------------------------------------------------------------- HIVを含む性行為感染症に関する相談がありましたら、『新医学と切手の極意』の 「電話相談室」をご利用下さい。 ↓ https://voxsangman.com/tel/tel.html また、「エイズ相談掲示板(PC専用)」でも相談を受け付けております。 ↓ https://voxsangman.com/kiyaku/kiyaku.html 携帯電話からは、「携帯電話専用エイズ相談掲示板」をご利用下さい。 ↓ https://voxsangman.com/keitai/keitai.html =================================================================================== 一休みして以下をお読み下さい。 ===================================================================================検査に行く時間がない、恥ずかしい、しかし感染不安があるときは
【ポイント最大10倍】 性病検査キット 6項目セット 男性用 自宅でできる検査キット 病院に...
【ポイント最大10倍】 性病検査キット 8項目セット 女性用 自宅でできる検査キット 病院に...
自分で出来る匿名、性病検査キット!悩まず少しの手間で安心を!CELL SEE Fit セルシーフィット... =================================================================================== それでは続きをどうぞ =================================================================================== ------------------------------------------------------------------------------- □ AIDSが治癒した事例は存在しないのか これまでにAIDSが治癒したと判断されているのは、HIV耐性を持つまれなドナーから提 供された骨髄を移植して白血病を克服し、6年間陰性が続いている米国人のティモシ ー・レイ・ブラウン氏だけです。 ------------------------------------------------------------------------------- □ ティモシー・レイ・ブラウン氏は何故AIDSが治癒したのか HIVはCCR5という受容体を使ってT細胞に侵入します。 ブラウン氏は遺伝的にCCR5を持たないドナーの骨髄を移植されたことから、体内のHIV がT細胞に侵入出来なくなり体内からHIVが消失しましたが、消失しなかった2人はCCR5 を持つドナーから骨髄を提供されたため、HIVに対する抵抗力を獲得することが出来な かったことから体内のHIVは排除できなかったと考えられています。 -------------------------------------------------------------------------------- □ HIV・性行為感染症を予防するリング 2014年3月、米国の大学の研究チームが白いリング型の避妊具を開発し、これがHIV・ 性行為感染症を予防し、尚且つ避妊具にもなると発表しています。 このリングは、“The tenofovir disoproxil fumarate intravaginal ring(TDF-IVR) ” と呼ばれるものです。 リングはチューブとなっており、その中には妊娠を防ぐレボノルゲストレル、抗HIV薬 テノフォビルといった薬剤が適量ずつ入っており、性行為で表面に水分が付着すると 表面のポリマーが破れて、リング内部から薬剤が微量ずつしみ出るという仕組みです。 1リングで効果は3ケ月間も続くといい、霊長類での実験ではHIV感染予防効果は100% であったことが認められ、昨年11月から30人の女性による14日間の臨床試験も実施した とのことです。 開発者は効果満点と自負していますが、多くの専門家からは数年にわたる調査がさらに 必要と慎重論が大勢を占めています。 今後の追加臨床試験の結果を注目したいものです。 =============================================================================== ※まとめ※ =============================================================================== HIV感染を予防するワクチンは未だ存在せず、開発までには気の遠くなる歳月を必要と しそうですし、抗HIV薬も体内からHIVを消し去る物は存在しません。 体内のHIVを完全に消し去る療法もないと言っても過言ではありません。 感染予防には、コンドームを正しく使用するとかありませんが、これも正しく使用しな いと意味がありません。 感染予防の薬剤やリングなどの報告もありますが、何れも今後の臨床実験の結果を待た ないとわからないのが実情です。 HIV/AIDSの今後の展望は、茨の道としか言えないようです。 一番大切なことは、HIVに感染するような行為を慎む事しかないということです。 =============================================================================== 『理解しやすく、役立つエイズのブログ−血液の鉄人のささやき−』 ↓ ↓ ↓ https://tetsujinsan.blog8.fc2.com/ にも是非とも訪問してください、定期的に更新してお役に立つ情報を発信しています。 =============================================================================== ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 今号をお読み頂き、いかがでしたか? お役に立ったと思われた方は、是非ともワンクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ https://clap.mag2.com/heafrealat?hiv/aids79 今後の編集の参考にさせて頂きます。 お手数をおかけしますが宜しくお願いします。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ========================================= ◆編集後記◆ ========================================= 最後までお読み頂き、ありがとうございました。 ご理解いだけましたでしょうか。 本メールマガジンへの感想・ご意見・ご質問・ご要望等がございましたら、ご遠慮 なくご連絡下さい。 メールを受け取り後24〜48時間以内に必ず返信致します。 ↓ ★ https://form.mag2.com/thaedousti★ 【ご注意】 ★★フリーメールの、「Yahoo!メール」や「Gmail」は、スパム対策を取っていま すので、送信されたメルマガが「迷惑ホルダー」に送り込まれますのでご注意下 さい。 出来れば、「Yahoo!メール」や「Gmail」をご使用にならず、プロバイダのメルア ドを使用されれば確実にメルマガを受け取れます★★ 次回発行は、2014年9月下旬を予定しておりますのでご期待下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−-- **************************************** ★最後に次の点だけは、何卒、ご了承のうえご購読下さい★ ●このメールマガジンは、長年エイズ研究に従事しその間に有した経験と知識を 基にして、内外の学会・専門雑誌・各国の情報をも参考に出筆し、万全を期して おりますが、ご利用により、発生したいかなるトラブル・損失等に対しても、発 行者は一切責任を負いませんので、ご利用は自己責任でお願いします。 また、記事の一部又は全部の転載を禁じます。 ===========<新医学と切手の極意 鉄人レター>============= 発行者 : 血液の鉄人 ウェブサイト : https://voxsangman.com/ ご意見、ご感想: https://form.mag2.com/thaedousti =========================================
鉄人レター79号│鉄人レターINDEX|新 医学と切手の極意