■□□□ エイズは正しい知識を身につけることで予防可能な病気です!! □□□■ ■□□□□□□□□□ 正しい知識を身につけて予防 □□□□□□□□□□□□■ 新・医学と切手の極意 鉄人レター ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ 2018/05/31(No.124) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 企業の健康診断にHIVや梅毒の検査を取り入れることの落とし穴!! ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 企業の健康診断にHIV検査や梅毒検査を取り入れることの落とし穴について解説し ていきます。 ============================================================================ □ 何故企業の健康診断にHIVや梅毒の検査を取り入れる事になったのか 厚生労働省は2018年度から、感染を早期に発見する機会を広げようと企業の健康診 断にHIVや梅毒の検査を盛り込むモデル事業を始めています。 異性間の性的接触による梅毒の急激な増加を受け、同じ性行為感染症であるHIVにつ いても、同性間で性行為をする人以外にも検査機会を広げることを狙っての対策です。 ============================================================================== □ 企業の健康診断にHIVや梅毒の検査を取り入れている企業の実態 この掛け声は良いことですが、未だに古い時代の病のイメージを引きずっていること からか抵抗感が強く、参加企業は未だにゼロのままです。 ------------------------------------------------------------------------------- □ 国の呼びかけに企業は答えるのか 企業は社員の健康管理の一環として参加してほしいと国は呼びかけていますが、果たし てどうなんでしょうか? 今の中途半端な体制では企業も健康診断にHIVや梅毒検査を取り入れることは、ことさ らトラブルを引き起こす弊害しか無いことから国リ呼びかけに応じる企業は少ないと思い ます。 ===============================================================================
=============================================================================== ★血液の鉄人からのお知らせ★ =============================================================================== 『新 医学と切手の極意』は、サイト運営強化のためにカンパをお願いしています。 サイトを利用・当メルマガをお読みになって"お役に立てたとき"は、カンパをお願 い致します。 ↓ https://voxsangman.com/kanpa/kanpa.html ------------------------------------------------------------------------------- HIVを含む性行為感染症に関する相談がありましたら、『新医学と切手の極意』の 「電話相談室」をご利用下さい。 ↓ https://voxsangman.com/tel/tel.html また、「エイズ相談掲示板(PC専用)」でも相談を受け付けております。 ↓ https://voxsangman.com/kiyaku/kiyaku.html 携帯電話からは、「携帯電話専用エイズ相談掲示板」をご利用下さい。 ↓ https://voxsangman.com/keitai/keitai.html =============================================================================== それでは続きをどうぞ =============================================================================== □ 現在の梅毒患者とHIV感染者の実態 現在梅毒は大流行していますし、HIVの感染者は減少すること無く、"いきなりエイズ"は 29%と高い数値を示しています。 確かに企業の健康診断において梅毒検査やHIV検査を取り入れれば、早期発見に繋がり治 療もしやすくなることは事実ですが、ここで考えなければならないのは個人のプライバシー が守られるかどうかです。 HIVや梅毒などの性行為感染症の検査は、不安な行為をしてしまった人が進んで受ける必要 があります。 そのためにも、プライバシーが保護されて、何時でも検査を受けやすい体制を整える必要 があります。 しかし行政はその対策を十分にしないで、検査を受ける人が少ないと言うのは本末転倒で はありませんか。 ------------------------------------------------------------------------------- □ 企業の健康診断にHIVや梅毒の検査を取り入れることの弊害 健康診断で感染が早期発見されても今の日本の現状からして、感染者のプライバシーが守 られることは難しいと思います。 感染が分かれば当然会社の管理者の知ることとなり、差別を受け最悪の場合退職させられ る可能性があります。 今の日本の現状では感染者は差別されることはあっても、保護されることは極めて難しい と考えます。 今まで多くのHIV感染者や梅毒患者が差別され続けていることは誰の眼にも明らかです。 ------------------------------------------------------------------------------- □ 感染者は本当に守られるのか 参加企業は健康診断の前に、講師派遣など研究班の協力を得て、社員に対しHIVや梅毒 に関しての基礎知識の習得や検査でプライバシーが守られること、検査や結果に関わら ず雇用は確保されることを伝える機会を設けるなどと言っていますが、本当に雇用が守 られ差別されない保証はありません。。 検査結果は本人のみに通知されて、会社側に伝えられることはないといいますが、こ れも一概には信用できません、このようなことはすぐに漏れ多くの人が知ることになり ます。 今まで多くの感染者が差別されて来た事実は否定できません。 今までの差別化がこの機会にいとも簡単になくなる事はありえないことです。 ------------------------------------------------------------------------------- □ 感染者の保護はどうすれが可能となるのか 感染者の保護を法律で定め、差別した企業や第三者は厳しく罰せられる体制を築くこと が必要でしょう。 口先だけで保護すると言っても誰も信用しませんし、企業もトラブルを恐れて健康の健 康診断にHIVや梅毒検査を取り入れるのに二の足を踏んでいるのです。 ------------------------------------------------------------------------------- □ 企業の健康診断にHIVや梅毒の検査を取り入れることの落とし穴 1995年2月、当時の労働省は「職場におけるエイズ問題に関するガイドライン」で、業 務上HIV感染の危険のない職場では労働衛生管理上の理由に乏しい、社会一般の疾病理解 が不十分で職場に不安を招くとして、"事業者は労働者に対してHIV検査を行わない"と方 針を示していますが、実際は一部の企業が無断でHIV検査をするトラブルも起きています。 要するに決めごとを守らない企業があるということと、この場合国が厳しく処断しない ことにも問題があります。 確かに感染症の早期発見は、治療効果もよくメリットが大きいことからして、企業の健 康診断に梅毒やHIV検査を取り入れることは医学的には大きなメリットはありますが、感 染者個人の保護が十分でなければ意味がありません。 今までHIV感染者が受けてきた差別は、未だに改善されていないことがこれを物語って います。 当然梅毒に関しても偏見は解消されていません。 早期発見ばかりを前に出して、感染者の保護がおなざりになっては何の意味もありま せん。 血液の鉄人は、梅毒やHIVの早期発見は大切なことであることを認めますが、感染者 の保護が完ぺきにできない現時点で企業の健康診断に短絡的に梅毒検査やHIV検査を取 り入れることには反対です。 =============================================================================== ※まとめ※ =============================================================================== 厚生労働省は2018年度から、感染を早期に発見する機会を広げようと、企業の健康診断 にHIVや梅毒の検査を盛り込むモデル事業を始めていますが、これがどの様な意味があり、 労働者にプラスになるのかマイナスになるのかをよくよくじっくりと各人が考える必要 があります。 単に感染者の発見を早めるメリットはありますが、感染者が保護される保証はありません。 == ========================================= ◆編集後記◆ ========================================= 最後までお読み頂き、ありがとうございました。 ご理解いだけましたでしょうか。 本メールマガジンへの感想・ご意見・ご質問・ご要望等がございましたら、ご遠慮 なくご連絡下さい。 メールを受け取り後24〜48時間以内に必ず返信致します。 ↓ ★ https://form.mag2.com/thaedousti★ 【お願い】 この機会にぜひとも無料メルマガ「鉄人レター」の購読予約をお願い致します。 購読予約は以下からお願い致します。 ↓ ★ 鉄人レター購読予約★ 【ご注意】 ★★購読予約に際しましてはフリーメールの、「Yahoo!メール」や「Gmail」は、スパム 対策を取っていま すので、送信されたメルマガが「迷惑ホルダー」に送り込まれますのでご注意下さい。 出来れば、「Yahoo!メール」や「Gmail」をご使用にならず、プロバイダのメルア ドを使用されれば確実にメルマガを受け取れます★★ 次回バックナンバーの追加掲載は2018年11月中旬を予定しておりますので、ご期待下さい! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−-- **************************************** ★最後に次の点だけは、何卒、ご了承のうえご購読下さい★ ●このメールマガジンは、長年エイズ研究に従事しその間に有した経験と知識を 基にして、内外の学会・専門雑誌・各国の情報をも参考に出筆し、万全を期して おりますが、ご利用により、発生したいかなるトラブル・損失等に対しても、発 行者は一切責任を負いませんので、ご利用は自己責任でお願いします。 また、記事の一部又は全部の転載を禁じます。 ===========<新医学と切手の極意 鉄人レター>============= 発行者 : 血液の鉄人 ウェブサイト : https://voxsangman.com/ ご意見、ご感想: https://form.mag2.com/thaedousti =========================================
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