HIV/AIDSに関する基礎知識−2.HIVの感染経路−
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HIVはどのようなことから感染するのか
主な感染経路は、性行為・HIVに汚染された血液・母子感染・HIVに汚染された注射器の回し打ちによる感染です。
日本国内における2015年のHIV感染者報告例の感染経路は、同性間の性的接触が691人69%)、異性間の性的接触が196人(19%)、
静注薬物使用が2人(0.3%)、母子感染が1人(0.1%)でした。
HIVは何から感染するのか
HIVは、特定の体液(血液・精液・直腸や膣の分泌液・母乳)に含まれています。
従ってコンドームなしの膣性交や肛門性交からの感染が大部分を占めています。
単に血液や体液が触れることからの感染はありませんし、キスやオーラルセックス(余程多くの血液や体液との接触がない限り)
からの感染もまずありません。
母乳に関しては免疫力の未熟な乳幼児が飲み続けることにより感染しますが、成人が少し飲むことや
傷口や性器に付く程度からは感染することはありません。
唾液・汗・涙・尿は、血液が混在していなければ、感染リスクはないとされています。
従って通常の接触(握手やハグ、トイレの共用、飲み物の飲みまわし、食事・食器)や入浴・蚊からの
感染はありません。
最近の感染経路
性交渉による感染が大多数を占め、特にコンドームを用いない性交渉(肛門性交をも含む)がリスクとなります。
特に男性同士での肛門性交が、粘膜の損傷が多く、最もリスクが高い行為となります。
輸血に関しては、検査が充実されていることから感染の可能性は200〜250万分の1とされています。
医療現場での感染
医療スタッフの針刺し事故などによる曝露で移る可能性もゼロではありませんが、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスと比べると、
その感染力はとても弱いことが報告されています。
医療現場での注射器・医療機器・医療器具・処置から患者さんが感染することはまず考えられません。
なぜなら注射器は新品を使い再使用出来ないようなシステムが取られていますし、医療機器や医療器具は完全滅菌したものを
使用していますし、手術や治療に関しても感染対策が十分取られていることからして、医療機関での感染は考えられません。
日常生活での感染はあるのか
HIVの感染力は非常に弱く、日常生活の一環からの感染は起こりません。
日常生活での単なる血液や体液との接触からの感染も起こりません。
※性行為は日常生活には入りません※
いきなりエイズ
ここ数年来では、HIV感染に気づかず、体調が極めて悪くなってから受診しその時にHIV感染を指摘されることが増加しています、
このようなことを"いきなりエイズ"といいます。
受診してHIV感染を指摘された時には、エイズを既に発症してしまっています。
HIV・AIDS患者の新規報告数に占めるAIDS患者(=いきなりAIDS患者)の報告数の割合は、30%程度の高値で推移しています。
いきなりエイズを防ぐには
HIVに感染する可能性のある不安な行為をした場合は、必ず適切な時期にHIV検査を受けることが"いきなりエイズ"を防ぐ手段です。
危険な行為をしないのにこしたことはありませんが、してしまった場合には必ずHIV検査を受けることです。
HIVに感染しても早期に発見できれば、抗HIV薬で体内のHIVの増殖を抑え、免疫力の低下を未然に防ぐことで
AIDSの発症をおさえることができますし、また、自分がHIV感染症であると知っていれば、性交渉などにおいても
適切な予防対策をとることができ、第三者への感染リスクを下げることが可能となります。
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written by 血液の鉄人