輸液とは、種々の目的で血管内に投与する血液成分以外の液体成分を総称して呼びます。
水分や電解質などを点滴静注により投与する治療法です。
輸液の種類は大別して以下のとおりです。
1.失われた水分および電解質の補充
直接静脈内へ投与するため、速やかな補充が可能となります。
2.急激に喪失した血液の置換
大量出血などで循環血漿量が減少すると有効な循環が保てなくなり、出血性ショックを引き起こすために、血漿の不足分を一時的に置換する目的で輸液を行います。
3.経口摂取の代替
口から水分や食事が摂れない場合に、水分・電解質・栄養素などの補充を目的に輸液が行われます。
4.静脈路の確保
静脈注射のルート(血管の確保)を維持するために輸液が行われることもあります。
輸液を描いた切手
国際赤十字創立125年記念切手 輸液を看護婦から受ける患者 1989年 セントキッツ発行 |
ナース切手 手術室で働く看護師と輸液 1982年 シスカイ発行 |
児童保健切手 左手背よりの輸液の様子と輸液前の 病んだ顔と輸液後の回復した子供 1973年 ニカラグア発行 |
輸液を描いた切手
ナースの日記念切手 看護師による輸液の光景 1975年 エルサルバドル発行 |
国際赤十字創立125年記念切手 輸液をしながら担架で患者を運ぶ光景 1988年 オーストリア発行 |
第27回万国外科学会記念切手 外科医と無影燈と輸液 1977年 日本発行 |
written by 血液の鉄人
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